地震や台風などのリスクに備える災害に強い住宅づくり

〔江戸時代に再建された世界最大の木造軸組工法の建築物「東大寺 大仏殿」〕

GarageHouse(賃貸ガレージハウス)京都南は、地震、台風、大雨に強い住宅を目指して、土地の選定、建物の建築方法について、建設計画を練りました。地球温暖化の影響もあり、地震だけでなく台風や豪雨などの被害が多発しており、災害に強い住宅づくりが課題となっているためです。

まず、土地の選定については、土地の災害リスク情報をハザードマップで確認し、災害が起こりにくい土地を選ぶことからスタートしました。対象地域が災害リスクの高い土地かどうかを見分けるには、国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」で検索するのが簡単で便利です。なお、調査の結果、GarageHouse 京都南の周辺は、浸水、土砂災害、家屋倒壊等のリスク情報はありませんでした。

【ハザードマップポータルサイト】
災害リスク情報などを地図に重ねて表示できる「重ねるハザードマップ」機能があり、洪水・土砂災害のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴などを地図や写真に自由に重ねて表示できます。さらに、「わがまちハザードマップ」機能により、各市町村が作成したハザードマップを閲覧できます。
出典:国土交通省 国土地理院「ハザードマップポータルサイト」⇒ https://disaportal.gsi.go.jp/

〔木津川市ハザードマップ「詳細地図」〕

出典:木津川市「木津川市総合防災マップ」http://www.city.kizugawa.lg.jp/index.cfm/

次に、建物の工法については、GarageHouse 京都南から僅か3㎞ほどの距離にある世界最大の木造軸組の建築物である東大寺 大仏殿と同じ「木造軸組工法」としました。

東大寺の壮大な七堂伽藍を構成する江戸時代に再建された大仏殿をはじめ、鎌倉時代に再建された南大門、奇跡的に奈良時代(天平時代)の創建当初の姿で残っている転害門が長い歳月を経て現存していることが、木造軸組工法が震災に強い証左といえます。

〔奇跡的に奈良時代の創建当初の姿のままで残っている「東大寺 転害門」〕

ところで、聖武天皇は、国家の安定を祈願するために東大寺の大仏を建立したといわれています。8世紀前半の天平時代は、当時未知の感染症である「天然痘」が大流行し、政治の中枢にいた藤原四兄弟が天然痘で相次いで死去するなど、当時の人口の4分の1以上の人命が奪われました。医療や科学が発達した現在でも、新型コロナウイルスで社会が騒然となっていますが、当時の困難は、想像を絶するものであったに違いありません。感染症と大地震は、「忘れた頃にやってくる」という言葉のとおり、感染症対策と同様に地震対策も忘れてはいけません。何より、日頃の防災意識と災害時に慌てず冷静に行動できる事前準備が大切です。居住地域のハザードマップを確認し、防災用品を点検するなど、新型コロナウイルス同様に予防対策に注力してみませんか。

なお、建物の形を「総二階建て」とした理由は、上下階とも同じ長方形の組み合わせであるため、上下階の柱や耐力壁の位置が一致する割合である直下率が高まり、耐震性能が向上するためです。この木造軸組工法の総二階建ての建物には、地震に耐え、耐久性の高い住宅をつくるため、基礎、耐力壁、接合部等に十分な強さをもたすことができる以下の SE 構法(木造ラーメン構法)を採用して、シンプルでありながらバランスの良い構造物にすることで、さらなる耐震性能の向上に努めました。
建物を支える基礎は強靭な「べた基礎」
基礎と土台の間に「減震ブレーキ装置」
基礎と土台、柱の緊結は「アンカーボルト、ホールダウンアンカーボルト」
土台、柱、梁を接合する仕口は断面欠損が少ない「 SE 金物、ホールダウンパイプ」
鉛直構面は強固な「構造用合板、筋交い」による耐力壁
水平構面は強固な「火打ち梁、剛床工法」による床組み
屋根は軽くて丈夫な「ガルバニウム鋼板」
壁は耐火素材で軽くて地震に強い「窯業系サイディング)」
※ 機能、性能の詳細は、リンクしている各ページをご覧ください。

GarageHouse は、防災に強い、安全、安心な住まいにするため、目に見えないところにまで、こだわった家づくりを目指してまいります。

〔鎌倉時代に再建された「東大寺 南大門」には、睨みを利かす金剛力士像(仁王像)が安置されています。〕

参考:日本経済新聞「人生100年時代の住宅を考える(2020年7月22日、朝刊第二部)」