直下型大地震から建物を守るホールダウンアンカーボルト

〔耐震専用金物の施工の様子〕
※ 写真左に写っているホールダウンパイプについては、後日ご説明いたします。

阪神淡路大震災(1995年1月17日発生)の直下型大地震で、柱が土台から引き抜けてしまう現象が起こり、1階部分が倒壊する家屋が多数発生しました。検証の結果、これは、基礎に埋め込んだアンカーボルトだけで土台をつなげていたことが原因であると判明しました。そこで、引き抜き力のかかる部分には、基礎と柱を直接固定することで、基礎から建物が浮き上がることを防ぐホールダウンアンカーボルトの設置が建築基準法の改正で義務付けられました。

GarageHouse(賃貸ガレージハウス)京都南のホールダウンアンカーボルトは、建物の四隅、耐力壁(筋交いや構造用合板のある壁)、通し柱が立つ位置に13本取り付けられています。ちなみにアンカーボルトは、規定本数以上の92本が取り付けられています。

・ホールダウンアンカーボルト:基礎と柱を縦方向につないで固定
・アンカーボルト:基礎と土台を縦方向につないで固定

なお、前回「土台敷設と地震の揺れを軽減する減震ブレーキ装置」で説明しましたが、土台の下側には、もう見えませんが、アンカーボルト、ホールダウンアンカーボルトに挟まれて減震ブレーキ装置が設置されています。これは、基礎と土台の間に UFO 形の金属プレートを敷設し、摩擦減震という仕組みで効果的に地震エネルギーを減震するものです。

また、GarageHouse で採用する SE 構法(木造ラーメン構法)の場合、ホールダウンアンカーボルトとは別に、横架材(土台、梁)と柱の引き抜き防止のため、SE 金物やホールダウンパイプで各部材を緊結することで、二重三重の地震対策が行われています。詳しくは、後日ご説明いたします。

これらの耐震専用金物は、建物完成後に目に見えなくなり、まさに黒子のように陰で建物を支え続けますが、いざ、大きな地震が発生するとその能力を発揮するスーパーヒーローの様な存在です。

〔ホールダウンアンカーボルトが専用金物で確実に固定されました。〕