太陽の赤外線を遮断する外反射断熱のタイベックシルバー

〔遮熱・透湿防水シートのタイベックシルバーの施工状況〕
※ 輻射熱を反射するアルミニウムを蒸着させているので、銀色に光ります。

今回は、外壁断熱の赤外線(輻射熱)対策についてご説明いたします。

GarageHouse(賃貸ガレージハウス)京都南の外壁断熱は、エコ・アイウォール( Eco-i ウォール)構法を採用しており、太陽の輻射熱を約85%反射するアルミニウム製の遮熱・透湿防水シートで建物全体をすっぽりと包み込み、さらに発砲ウレタン吹付け断熱など、2重、3重の断熱と気密で、夏は涼しく、冬は温かい快適な室内環境を保ちます。

前回の「屋根の通気層と太陽光反射で暑い夏でも涼しい AQUAIR 」で説明したとおり、断熱には、熱移動の3原則である伝導熱、対流熱、輻射熱のいずれも遮断しなければなりません。

【熱移動の3原則】
(1) 伝導熱:固体間の伝熱(フライパンで調理する)
(2) 対流熱:気体、液体間の伝熱(エアコンで部屋を冷やす。風呂温度を下げる足し水)
(3) 輻射熱(赤外線):電磁波による伝熱(太陽光で暑くなる。電子レンジで温める)

例えば、伝導熱や対流熱を遮断できるグラスウールなどの断熱材がしっかり施工された建物でありながら、夏の夜遅くまで室内が暑く感じるのは、グラスウール自体に蓄熱された熱が徐々に放出されるためです。つまり、グラスウールは、伝導熱や対流熱を遮断できても、輻射熱が遮断できません。輻射熱は、電子レンジや遠赤外線ヒーターの電磁波と同じで、一直線に向かう放射熱が他の物質に当たると振動で摩擦熱が発生します。建物の熱移動の80%を占めるとされる輻射熱を遮断することが、断熱効果を向上させる上で非常に重要です。宇宙服や消防服、災害用のサバイバルシートでも使われるアルミニウムは、この輻射熱(赤外線)を85%反射するので、熱を通過させません。そのため、GarageHouse は、夏の太陽からの輻射熱を反射し、逆に、冬の室内暖房の熱放射を防ぐ外反射断熱のタイベックスシルバーを採用しています。だから夏は涼しく、冬は暖かいのです。

(アルミシートは、100円ショップでもエマージェンシーシートの名前で売られていますので、性能を実験してみてはいかがでしょうか。使用する場合は、アルミニウムの銀色の面を熱源に向けて反射させることが重要です。私は、子供の教育のため、このアルミシートでソーラークッカーを作り、冬でも太陽の熱だけで暖かいウインナー入りのホットドッグを作りました。)

遮熱・透湿防水シートのタイベックスシルバーは、デュポン製の高密度ポリエチレン不織布(透湿防水シート)であるタイベックにアルミニウムを蒸着させたもので、長期間使用しても遮熱、透湿、防水の性能劣化が少ない、強靭な製品で、以下の特長をもっています。

【快適・長持ちを実現するタイベックシルバーの6つの性能】
外からの輻射熱(赤外線)を反射し、一方、室内暖房の熱放射を防ぐタイベックシルバーは通気層構法における外装下地材として、トータルバランスに優れた性能を発揮します。夏涼しく冬暖かいという遮熱性能と、躯体の劣化や腐敗を防ぐ透湿・防水性能、そしてそれらが長持ちする優れたシートです。
(1) 遮熱性-赤外線の約85%を反射
(2) 遮熱耐久性-アルミニウムの酸化劣化を防止
(3) 透湿性-湿気を逃がす無数の隙間
(4) 防水性-高密度繊維が水をブロック
(5) 防水耐久性-防水性残存率約97%
(6) 強靭性-施工による損傷にも強い
(7) 夏型結露にも有効な遮熱
(8) 防蟻防腐剤の影響を受けにくい
※ 詳細は、こちらをご覧ください。(出典:旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社「ホームページ」)
https://www.tyvek.co.jp/construction/product/silver/

タイベックスシルバーと外壁材で構成する通気層が断熱材との相互作用により、高い断熱効果を発揮する外壁に仕上がります。後日、通気層発泡ウレタン吹付け断熱について、詳しくご説明いたします。

ところで、このタイベックスシルバーや AQUAIR SILVER(アクエアーシルバー)も標準仕様で、高額なオプション扱いではありません。これらの特殊部材は、メーカーや建設会社の実証実験に基づいた総合的な断熱計画により住宅設備としてパッケージ化されていますので、リーズナブルでありながら最上の効果を享受することができます。

GarageHouse は、人と自動車の共生をテーマとしていますので、人にも自動車にも心地よい住宅環境づくりを目指してまいります。

※ Eco-i ウォール構法の詳細は、こちらをご覧ください。(出典:イシンホーム「ホームページ))
https://www.ishinhome.co.jp/heig/economical/index4.php