本日は、GarageHouse(賃貸ガレージハウス)京都南のビルトインガレージ内の便利な設備についてご紹介します。前回コラムの「電動オーバードアから入る自然光でガレージを演出!」で、オーバーヘッドドアを掲載しましたが、その他のガレージを快適に使いこなせる住宅設備や電気設備をご紹介いたします。
1.ダクト換気扇
ビルトインガレージ内の排気ガス、湿気対策として、2台のダクト換気扇による自動運転で24時間換気を行っています。クルマは、屋外に駐車していると気になりませんが、ビルトインガレージに保管すると排気ガスだけでなく、ガソリン、オイル、タイヤなどが揮発して不快な臭気が室内に充満するので、どうしても換気が必要です。そのため、換気効率を上げるため、玄関ドア、開口部の電動オーバードアと対角線上にある反対方向の天井にダクト換気扇を埋設しました。
・熱線センサ付き換気扇(自動車の出入り時に作動)⇒ 排気ガス対策
・湿度センサ付き換気扇(常時24時間運転)⇒ 臭気・湿気対策
いずれも DC モーターで作動するので、電気代が安く、パワーがありながら静かで、省エネにも貢献します。湿度センサ付き換気扇は、湿度が高くなると、湿度センサが反応して、自動で弱風から強風に切り替わるため、気流をつくり湿気を溜め込まないので、カビ対策に有効です。熱線センサ付き換気扇は、自動車の出入り時に電動オーバードアの開閉動作に熱線センサが反応して自動で運転するので、大量の排気ガスを効率的に換気してくれます。
2.ダクトレール(スポットライト照明)
天井にダクトレールを設置していますので、お好みの スポトライトを取り付けて自慢のクルマやバイクをライトアップで演出することができます。ダクトレールは、応用範囲が広く、天井から吊り下げる「リーラーコンセント」を取り付ければ、ケーブルを床に這わせる必要がなく、あらゆるシーンで安全に電気機器を吊り下げコンセントに接続して使えます。
例えば、フックと電源コンセントをダクトレールに取り付け、電動スクリーンを吊るして、プロジェクターで映像を映し出しながら、ゴルフのスイング練習、自電車のサイクルトレーニングなど、アイデア次第で多種多様に活用することができます。
3.EV コンセント(200V)、コンセント(100V)
EV(電気自動車)を充電できる200Vの EV コンセントを1ヶ所、ビルトインガレージ内でクルマの整備や DIY で、電動工具が使える100Vのコンセントを3ヶ所設置しています。これだけコンセントあれば、EV だけでなく、電動自転車や電動バイクの充電にも困りません。保管しているクルマやバイクのバッテリー上がりの予防として、補充電ができるバッテリー充電器に繋いでおけば、何時でもエンジンを始動できる状態を維持することができます。
4.温水スロップシンク
スロップシンク(幅44㎝・奥行き40㎝・高さ27㎝)をビルトインガレージ内に設置しているので、いつでも温かいお湯を使って作業道具や掃除用品を洗うことができます。大きなバケツも丸ごと入るサイズで、シンクの周りに石鹸が置けるスペースもあり、小型ながら機能的なシンクです。
水栓は、シングルレバー混合水栓(スパウト(吐水口)の長さ17㎝)を壁付けしており、手が汚れた時でも、指一本で暖かいお湯が「安い深夜電力でお湯を沸かすエコキュート」からたっぷり供給されます。このスパウトは、水と湯をしっかり使い分けて、省エネができる「エコシングル水栓」で、お湯の無駄遣いを防止してくれます。
5.ホームセキュリティ
外出時や就寝時の安心を得るため、SECOM(セコム)の火災警報器(24時間火災監視サービス)を設置しています。盗難から家財やクルマ、バイク、自転車だけでなく、仕事で使う工具や商品を守ります。特にビルトインガレージ内は、熱感知器による火災監視サービスで常時警戒しているので、階上で安心して生活していただけます。このホームセキュリティは、ICスティックをユニットに挿して警戒登録や解除のセットを行う通常の使用方法の他、スマートホンにアプリをインストールすれば、インターネット経由で何時でも遠隔操作できるので、出入庫の際にクルマから降りる必要もなく、ストレスなしでクルマの出し入れが可能です。
6.ガレージ収納
ビルトインガレージの収納(内寸:幅162㎝・奥行き38㎝・高さ240㎝)は、可動棚を上下移動させ、自由にレイアウトできます。自動車アイテム、工具、アウトドア用品の収納だけでなく、シューズロッカーにも応用でき、アイデア次第で収納スペースを有効に活用できます。収納ドアは、軽量で強く、クールなイメージのアルミフレームに透明感のあるパネルを採用しており、見せる収納で、やさしく開放的なガレージ空間を演出しています。
7.オートライト(ダウンライト)
ビルトインガレージの天井面に熱線センサ付きダウンライトを埋設しているので、夜間にクルマを入出庫する際も、電動オーバードアの開閉動作に熱線センサが反応し、上述の熱線センサ付き換気扇と連動してビルトインガレージ内を自動照明してくれますので、安全に駐車していただけます。
また、蛍光灯や白熱電球の光線は、紫外線を含んでいますが、LED のには紫外線がほとんど含まれていません。クルマの塗装や樹脂パーツを光劣化させる紫外線を照射させないので、愛車の保管場所として最適ではないでしょうか。しかも、ビルトインガレージ内の照明は、すべて LED なので、夜間でも虫を寄せ付けにくいという利点があります。多くの虫は明るさに集まるのではなく、紫外線に集まってくるため、紫外線をカットすれば、虫を寄せ付けません。
8.宅配ボックス(郵便ポスト付き)
不在時でもネットショッピングの荷物を受取れる YKK AP の宅配ボックス(内寸:幅31㎝・奥行き34㎝・高さ47㎝)を設置しています。前入れ・後ろ出しボックスなので、ビルトインガレージ内からスムーズに荷物が受け取れます。庫内が大容量なので、宅配100サイズ(3辺合計が100㎝まで)、20㎏までの荷物が入ります。
例えば、500㎖ペットボトルが24本入った段ボール箱(幅28㎝・奥行き24㎝・高さ42㎝)も余裕で入ります。非対面、非接触で宅配便が受け取れるので、コロナウイルスの心配だけでなく、防犯面でも安心です。段ボール箱に入った荷物を部屋に持ち込まなくても、外と内の中間領域であるビルトインガレージに仮置きできることも、使い勝手の良い GarageHouse ならではの機能です。
また、上部に設置された郵便ポスト(内寸:幅35㎝・奥行き35㎝・高さ20㎝)の収納力もたっぷりあり、メール便の受取も可能です。
9.フリースペース
ビルトインガレージに隣接するフリースペースを設けているので、ガラス越しに愛車を思う存分鑑賞していただけます。この二つの空間の間には、ガラス引き戸、 FIX 窓を採用していますが、すべてペアガラスなので、クルマの出入庫の際に気になる騒音と断熱に対して、一定の効果を発揮してくれるはずです。ガラス引き戸を採用した理由は、ドアの開閉スペースの有効活用とドアの開閉時に不意にドア本体ででクルマをぶつけないための配慮で、同様に玄関ドアにも引き戸を採用しています。このフリースペースを SOHO 、リモートワークやテレワークなどの仕事ができるオフィスや趣味の時間を過ごすホビールームとして活用できます。このフリースペースにもダクトレール照明、有線 LAN 、4箇所の電源コンセントを配置していますので、アイデア次第で様々なシーンで便利に使っていただけます。
■ ガレージ
広さ:24㎡(ガレージ内収納を除く)
奥行き:5.5m
幅:3.5m(駐車スペース)
高さ:3.0m
■ 電動オーバードア(安全装置(過負荷検知装置、光電センサ)、リモコン付き)
開口幅:3.0m
開口高:2.4m
開閉速度:約8秒/m
ビルトインガレージを EC (電子商取引)の商品管理ができる倉庫として活用したり、クリエイティブな芸術作品を創作するアトリエとして利用することができます。自動車を風雨や太陽の紫外線から守るだけでなく、ビルトインガレージのある暮らしを最大限に楽しめるように設備を充実させました。
GarageHouse は、人と自動車の共生をテーマとしていますので、人にも自動車にも心地よい住宅環境づくりを目指してまいります。
<GarageHouse(賃貸ガレージハウス)は、奈良市、生駒市、木津川市、京田辺市、精華町にまたがる「関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)」エリアで展開する建物内に自動車が保管できるビルトインガレージのある賃貸住宅です。>