施工写真で見る GarageHouse 京都南の住宅性能(2/2)

本日は、前回に引き続き、GarageHouse 京都南の着工から竣工までの施工写真をもとにその優れた住宅性能を時系列でご紹介させていただきます。既にコラムのプロジェクト進捗でも掲載していますので、内容はダイジェスト版とし、適宜リンクを貼りますので、詳細はそちらでご覧ください。

14.Low₋E 複層ガラス樹脂サッシ・・・熱損失は30%。紫外線を76%カット

窓が家全体の断熱性能に強く影響することを考慮して、外壁に面する全ての窓を国内最高基準の断熱性を誇る「 Low₋E(アルゴンガス入り)遮熱型複層ガラス樹脂サッシ」にしました。「太陽光を自在に制御する電動外付けブラインド Warema 」でご紹介したとおり、高性能窓ガラスと外付けブラインドのW性能で夏の日射を遮り、部屋内は涼しく快適に過ごせるように設計しました。一方、冬場は、部屋内の暖かい空気を窓からの放出を防ぎ、窓枠がすべて樹脂製なので、いやな結露とも無縁の生活ができるはずです。さらに、Low₋E ガラスは、部屋に明るさを取り込みながら、ガラス面の金属膜で紫外線を約76%カットしてくれますので、お肌や目への影響を軽減してくれる優れものです。
※「Low₋E 複層ガラス樹脂サッシで家全体の断熱性能アップ

15.耐力壁・・・筋交いと構造用合板の面構造で耐震構造を強化

一般的な木造2階建ての建物は、地震や風圧に対する建物の安全性の検証として、建築士が構造計算の代わりに簡易的な壁量計算を行っています。壁量計算とは、建物にかかる地震力、風圧力に対して必要な耐力壁の量を集計することです。耐力壁の長さに壁倍率を乗じた値を壁の種類ごとに求め、その総和が必要壁量を超えるように建物を設計します。
※「耐力壁の耐震性能を決定する筋交いと構造用合板

16.SE金物で緊結された国産檜の柱と欧州赤松の梁

SE 構法は、国産檜や欧州赤松などの高品質の集成材や性能表示された SE 金物(耐震専用金物)など、強度計算できる部材を使うので、住宅の耐震性能を容易に数値化できるメリットがあります。これまで、経験と勘に頼った家づくりでは不可能であった大空間、大開口、吹き抜けを自由に設計できますので、ビルトインガレージや吹き抜けのある GarageHouse にとってうってつけの構法であるといえます。
※「木造建築の SE 構法と東京オリンピックの新国立競技場

17.屋根下の通気スペーサー・・・熱と湿気を排出+外反射断熱

通気スペーサーを屋根の下側で垂木の間に挟み込み、野地板との間に上下約3㎝の通気層を作ります。次の工程で、この通気層をすっぽり覆うように断熱材の発砲ウレタンが吹き付けられます。通気層は、断熱材の外気側に空気が通り抜けられるように設けた空気層のことで、夏の照り付けるような強烈な太陽光で熱する屋根の放熱と結露防止の効果が得られます。
※「屋根の通気層と太陽光反射で暑い夏でも涼しい AQUAIR

18.遮熱・糖質防水シート・・・外反射断熱で輻射熱(赤外線)を80%反射

外壁断熱は、太陽の輻射熱を約85%反射するアルミニウム製の宇宙服や消防服のような遮熱・透湿防水シートで建物全体をすっぽりと包み込み、さらに発砲ウレタン吹付け断熱など、2重、3重の断熱と気密で、夏は涼しく、冬は温かい快適な室内環境を保ちます。タイベックスシルバーは、デュポン製の高密度ポリエチレン不織布(透湿防水シート)であるタイベックにアルミニウムを蒸着させたもので、長期間使用しても遮熱、透湿、防水の性能劣化が少ない、強靭な製品です。
※「太陽の赤外線を遮断する外反射断熱のタイベックシルバー

19.界壁①・・・その目的は耐火性能

界壁は、共同住宅の各住戸を仕切る壁のことで、この間仕切り壁は、基礎から小屋裏(屋根)まで隙間なく施工するので、隣戸の騒音や火災を容易に侵入させません。界壁の重要な役割は、隣戸で発生した火災を一定時間、室内に閉じ込め、延焼防止と避難時間の確保を目的とするので、人命を守るために必要不可欠なものです。
※「界壁の耐火性能、遮音性能(その1-仕様ポイント)

20.界壁②・・・その目的は遮音性能

界壁については、大手ハウスメーカーの施工不良がクローズアップされたので、ご存知の方も多いと思いますが、施工品質の良し悪し以前の問題ともいえる、界壁が小屋裏や天井裏に達していない、認定外の材料を使用しているなど、基本ルールさえも守られていない事例が多数発生しています。界壁の役割は、隣戸の騒音を遮断する機能も有しており、非常に重要な構造体となっています。
※「界壁の耐火性能、遮音性能(その2-施工ポイント)

21.発砲ウレタン吹付け断熱を施工中・・・高気密・高断熱

外壁断熱は、エコ・アイウォール構法を採用しています。この構法の特長である7層の壁からなる外壁断熱の中でもとりわけ、建物の熱移動の約80%を占める輻射熱(赤外線)を反射する遮熱・透湿防水シートので建物を包み込み、さらに全ての外壁と屋根に発砲ウレタン吹付け断熱を施工するなど、2重、3重の断熱と気密で、夏は涼しく、冬は温かい快適な室内環境を保ちます。
※「夏は涼しく、冬は温かい家になる発砲ウレタン吹付け断熱

22.外壁防水・・・通気留付金具で通気性能が向上(結露防止)

外壁防水は、外側の1次防水に窯業系サイディング、内側の2次防水に遮熱・透湿防水シートの2重で防水する構造となっています。通常の雨なら、外側の1次防水で雨水を防ぐことができます。ところが、台風の暴風雨や経年劣化などで外壁の繋ぎ目などから雨水が侵入する場合もあり、最後の防波堤となる内側の2次防水でしっかり雨水から防ぐ二段構えで建物を守る仕組みとなっています。1次防水となる窯業系サイディングは、専用金物である「通気留付金具」により、2次防水の透湿防水シートの内側にある構造用合板に直接固定されます。一般的な壁の下地材である「胴縁」が不要であるため、通気層の自由な空気の流れを妨げない外壁通気工法を採用していることが特長です。
※「雨風から建物を守る外壁防水の構造と施工ポイント

23.全熱交換換気システムの排気ダクト(シルバー)と防音材一体型排水管(黒)

全熱交換換気システムは、屋外吸気口から取り込んだクリーンな空気を部屋中に循環させ、各部屋の床面に設置された室内排気口からホコリや花粉さらには臭気を巻き上げずに除去します。そのため、排気のためのダクトを計画的に埋設する必要があるため、初期のプランニングから設備導入を計画しました。また、排水用の塩ビ管の周りに吸音材と遮音材を巻いた防音材一体型排水管を採用しているので、深夜の排水音も気にならないレベルまで低減させます。このように GarageHouse は、目に見えないところまで徹底してこだわっています。
※「全熱交換換気システムで省エネ換気とウイルス除去

24.階段・・・スケルトンフレームとタモの踏板でシンプルに構成

階段は、黒鉄色のスケルトンフレームにタモの踏板というシンプルな構成にしました。この開放的なデザインにより、限られた空間でありながら、風と光が通り、視線が抜ける爽やかな空気感をもたらしてくれるはずです。この階段下のフリースペースを SOHO、テレワーク、在宅勤務などの仕事ができるオフィスや趣味の時間を過ごすホビールームとして利用するなど、生活スタイルに応じて幾とおりにも活用することができます。
※「階段はスケルトンフレームとタモの踏板でシンプルに構成

25.ビルトインガレージ内の壁と天井・・・防火構造

ビルトインガレージ内の壁と天井の施工が完了しました。壁の大部分を占める界壁は、遮音性能を高めるため、間柱を千鳥(ちどり)で配置し、建築基準法に従って、内部にグラスウールを充填し、石膏ボード(1.2㎝)に窯業系サイディング(1.6㎝)を二重で両面に貼る仕様としました。また、天井部分は、発砲ウレタン吹付断熱を施工し、パルプ繊維混入セメント板(30分準耐火構造、1.2㎝)を貼った防火構造となっています。なお、ビルトインガレージの外部に接する壁には、天井と同様に発泡ウレタン吹付断熱を施工し、窯業系サイディング(1.6㎝)を二重で両面に貼っていますので、自動車の出入りのたびにエンジン音が建物全体に響き渡ることもなく、一定の防音効果を発揮しています。
※「ビルトインガレージの壁と天井は、不燃材料の防火構造

26.ビルトインガレージのコンクリート土間・・・クルマの荷重にも耐えられる強固な設計

べた基礎の上にコンクリートを敷き均して、床に仕上げる土間工事ですが、ガレージのフロア手前部分は、クルマのクーラーのドレン水や雨の中の走行後で車が濡れてもガレージ内で排水できるように水勾配を考慮した傾斜を設け、奥部分は、使い勝手を優先し、ガーデンチェアやスチール棚などを置いても傾かないようにほぼ水平に仕上げています。べた基礎の底版(厚さ15㎝以上)に土間(厚さ9㎝~15㎝)を積み重ねていますので、クルマの荷重にもびくともせず耐えられる強固な設計となっています。
※「ガレージの床を強固に仕上げるコンクリート打設工事

最後までご覧いただきありがとうございました。前回に引き続き、GarageHouse 京都南の施工写真に基づき優れた住宅性能を時系列でご紹介しました。このように様々なアイデアを具現化させ、快適な住宅になるよう努力しております。次の物件もより一層工夫した物件を造りたいと考えております。

GarageHouse は、防災に強い、安全、安心な住まいにするため、目に見えないところにまで、こだわった家づくりを目指してまいります。